発酵乳

乳酸菌とビフィズス菌

乳酸菌と言えばビフィズス菌。
皆さん、名前ぐらいはお聞きになったことはあるでしょう。
商品に書かれたラベルやテレビや各種メディアなど。
ビフィズス菌とは乳酸菌の代表格です。
実は乳酸菌の定義は、乳糖やブドウ糖などの糖の分解を行い、乳酸の生成を行うものの腐敗物質は作り出さないものとされています。
対して、ビフィズス菌は乳酸だけでなく酢酸も生成するもの。
狭い意味で考えると含まれず、広い意味で考えたら乳酸菌なのです。

ビフィズス菌はすべてで30菌種あり、昆虫からほ乳類まで持ち合わせています。
人間であれば赤ちゃん頃から誰しも持っているもの。
人間に常在している、ビフィズス菌は9種2亜種。
ビフィダム菌と言われるビフィズス菌の基準菌と、ロンガム菌・カテニュラータム菌が乳児と成人の腸内に存在。
他にも、成人の腸内にはアドレッセンティス菌・アンギュラータム菌・ガリクム菌・デンティム菌。
デンティム菌は成人の腸内だけでなく、口腔内にも住んでいます。
乳児の腸内に住んでいるのは少し種類が違っていて、ブレーベ菌・インファンティス菌です。

ただ、これは加齢に伴い、減少してしまいます。
人によって全くなくなってしまう場合もあるのです。
そのためにビフィズス菌を摂取し続けることが必要になります。
ビフィズス菌は、腸内細菌の状態を良くする乳酸菌の代表格です。
結果、悪玉菌の増殖を抑制し、おなかや人体にさまざまな効用をもたらすのです。

人体の健康はもとより、腸内の状態は必ずしも、乳酸菌やビフィズス菌だけに依存しているわけではありません。
当たり前の話です。
ストレス・食生活・運動量など、さまざまな要因が人体とおなかに影響を与えます。
これらは悪玉菌を増やしてしまうこともありえるため、なおさらビフィズス菌をはじめとし、乳酸菌の摂取は必要になるのです。

日々、摂取することは意外に難しいもの。
毎日、ヨーグルトを食べるのもよいでしょう。
ただ、一つの選択肢としておすすめするのは、サプリメントです。
サプリメントは、数粒を毎日とるだけで複数の乳酸菌を効率よく摂取できます。